手押し式除雪機、安全装置使用を

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共同通信

 製品評価技術基盤機構(NITE)は23日、手押し式の除雪機による事故が2011年度からの10年間で40件起き、うち25件が死亡事故だったと明らかにした。特に各地で大雪が降った20年度は12件と事故が多発。安全装置を正しく使用せず、除雪機の下敷きになったケースが目立つとして、本格的な降雪期を前に注意を呼び掛けている。

 手押し式除雪機には一般的に安全装置が付いておりハンドルとクラッチを一緒に握らなければ動かないが、握り続けることへの負担からクラッチをロープなどで固定する人がいる。担当者は「安全装置が作動しない状態での使用は非常に危険。絶対にやめて」と求めた。