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共同通信
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三菱電機の検査不正など一連の不祥事を巡り、外部の専門家で構成する調査委員会は23日、三菱電機が既に発表した案件を含め、五つの製作所で29件の不正を新たに認定する報告書を公表した。長崎製作所(長崎県時津町)の非常用発電設備の不具合は長年放置され「人命に関わる事故が発生する危険もあった」と厳しく指摘した。
漆間啓社長は会見し「多大なるご迷惑をお掛けしていることを深くおわび申し上げる」と謝罪。三菱電機は一連の不祥事を止められなかったとして、漆間氏ら新旧経営陣12人に役員報酬の減額や返納の処分を決定。漆間氏は「信頼回復が私の責務だ」と述べ、引責辞任は否定した。