米、タリバンとの金融取引を容認

Published by
共同通信

 【ワシントン、ニューヨーク共同】バイデン米政権は23日までに、アフガニスタンへの人道支援に限り、暫定政権を樹立したイスラム主義組織タリバンが関わる金融取引を容認する方針を明らかにした。国連安全保障理事会も22日、人道支援は国連制裁に抵触しないとする米国提出の決議案を採択。援助機関は歓迎する一方、米国内では制裁対象のタリバンを利するとの批判も出ている。

 「タリバンへの制裁は維持するが、最も弱い立場のアフガン人の援助を続けられるようにする」。ブリンケン米国務長官は22日の声明で、米国の新方針や決議はあくまで人道支援の一環だと強調した。