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共同通信
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25人が死亡した大阪・北新地のビル放火殺人事件で、現場の心療内科クリニックから見つかった刃物は、果物ナイフとみられることが24日、捜査関係者への取材で分かった。谷本盛雄容疑者(61)の服のポケットからは催涙スプレーも発見。いずれも被害者の抵抗を封じ、クリニックから逃げられないようにするために持ち込んだ可能性がある。
捜査関係者によると、刃物は火元となった入り口付近で見つかり、柄の部分は焼けてなくなっていた。容疑者の自宅とみられる大阪市西淀川区の住宅には、果物ナイフのさやと空のパッケージがあった。携帯していた催涙スプレーと同じスプレーも残されていた。