Published by
共同通信
共同通信
政府は24日、子どもの貧困に関する初の実態調査結果を公表した。ひとり親家庭の半数が「生活が苦しい」と答え、3割が食料や衣服が買えない経験があった。子どもが大学進学を目指す割合も全体より低い。貧困世帯やひとり親の世帯で、子どもが生活や教育面で影響を受けている実態が浮き彫りになった。新型コロナウイルス禍も追い打ちを掛ける。
調査は今年2~3月、中学2年生とその保護者約5千組を対象に、郵送などで回答を求めた。有効回収数は2715組。
現在の生活を尋ねたところ、全体では「苦しい」「大変苦しい」を合わせて25.3%で、ひとり親世帯では51.8%と2倍に上った。