インターネットの単文投稿サイトのツイッターで12日、14歳の少女がアメリカン航空にテロ予告を送り、逮捕されるという騒動があった。
脅迫メッセージを送ったのは「サラ(Sarah)」と名乗るユーザーで、アメリカン航空のツイッター公式アカウントに「私の名前はイブラヒム、アフガニスタン出身でアルカイダのメンバーだ。6月1日に大事件を起こす予定」だと書き込んだ。
アメリカン航空はすぐにこれに対応し、「サラ、当社ではこのような脅迫を深刻に受け止めています。あなたのIPアドレスと詳細は、捜査当局とFBIに送られます」と返答した。
これに対し少女は、「ごめんなさい、怯えています」「ただの冗談です。さっきのツイートは友人が勝手にやったこと」などとツイートを矢継ぎ早に返し始め、これに反応した多くのツイッターユーザーが少女のアカウントをフォローしたため、一時はフォロワーが3万人以上に膨れ上がる事態へと発展した。
少女はその後も書き込みを続けたが、13日夜にアカウントを削除。アメリカン航空も、少女への返答を公式アカウントから削除した。
その後、米国内の報道によれば、オランダの警察当局がこの件に関連してロッテルダム在住の14歳の少女を逮捕したことを発表した。ただし警察当局は、逮捕はアメリカン航空またはFBIからの要請によるものではなく、当局が実施した捜査の結果によるものであるとしている。