1部上場8割超が最上位に移行

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共同通信

 東京証券取引所が来年4月に実施する市場再編で、東証1部約2180社のうち8割超が最上位のプライムに移行する見通しとなったことが25日分かった。これまでに下位市場を選んだのは約1割に当たる208社にとどまり、最終的に300社程度になる見込み。東証は最上位市場の銘柄を厳選し世界から投資を呼び込む狙いだったが、再編後も大勢は変わらないことになり、思惑は外れた格好だ。

 各市場には、流通株式の時価総額や比率などの基準が設定されているが、現状の1部企業に配慮し、基準以下でも適合に向けた計画書を出せばプライムに移行できる経過措置が設けられた。