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共同通信
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滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年にあった患者死亡を巡り、殺人罪で服役した後、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(42)が国と県に損害賠償を求めた大津地裁の訴訟で、西山さんの弁護団は28日、証拠に関する意見書を地裁に提出した。国と県が西山さんの過去の刑事裁判記録を民事訴訟で提出していないと指摘し、地裁が国と県に提出を促すよう求める内容。
弁護団が提出を求めているのは、刑事裁判や再審請求審で開示された全ての記録。20年12月25日の提訴から1年がたったのに、国と県は記録の大半を提出していないとして「訴訟が著しく遅延している」と訴えている。