文大統領、南北対話模索と強調

01/02/2022

　【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は3日、大統領府で「新年の辞」を発表した。3月には大統領選を控え、文氏は5月に任期を終える。停滞する南北関係について「（任期の）最後まで平和の道を模索し、次期政権も対話努力を続けることを望む」と述べた。悪化している日韓関係への言及はなかった。

　新型コロナウイルス対策を巡っては、防疫を堅固にし、経済的損失を受ける業界への支援に「最善を尽くす」と強調。コロナ流行による危機の克服を訴えた。

　文氏は今月1日、会員制交流サイト（SNS）で「（任期）最後の日まで全力を尽くす」と投稿。残りわずかとなった政権運営へ決意を示した。