ロウワーマンハッタンの世界貿易センター(WTC)跡地に建設中のWTC4番館のメーンホールに、カリスマシェフであるマリオ・バタリ氏が経営に携わっている人気イタリアン・フードマーケット「イータリー」が出店するという。23日付の地元紙ニューヨーク・ポストが報じた。
奥行き365フィート(約111メートル)幅115フィート(約35メートル)の「オクルス」と名付けられたメーンホールは、自動開閉式の天井を持った楕円形の水槽のようなデザインで、イータリーの他にも「アップルストア」や紳士服の「ヒューゴ・ボス」、万年筆の「モンブラン」、腕時計の「ブライトリング」など、一流ブランドの出店がすでに決まっている。
一方、2階の店舗スペースは客足の悪さが懸念されており、いまだにテナントは1店舗も決まっていない状態だという。高級デパート、バーグドルフ・グッドマン内のヘアサロン「ジョン・バネット・サロン」や高級宝飾店「ティファニー」も、同施設内でのオープンが予定されている。
WTC内のテナントを管理するザ・ウエストフィールド・グループが14億ドルで購入した小売スペースは当初、2015年3月15日にオープンの予定だったが、同年夏まで延期となる可能性が高い。
1平方フィートあたりの家賃は、およそ350ドル。