湾岸のアラブ諸国で感染再拡大

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共同通信

 【カイロ共同】ペルシャ湾岸のアラブ諸国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大している。アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のドバイ万博や、カタールで11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)にとって懸念材料だ。ワクチン普及を背景に規制を緩和してきた各国は対応を迫られている。

 UAEは5日、約2700人の新規感染を確認した。ドバイ万博が始まった昨年10月からは100人を下回る日が続いたが、新変異株「オミクロン株」の確認後に急増。万博会場の日本館はスタッフの感染で一時閉館し、複数の国の展示館でも感染者が出ている。