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共同通信
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政府は外国人収容と送還のルールを見直す入管難民法改正案について、17日召集の通常国会への再提出を見送る方針で最終調整に入った。昨年の通常国会で施設収容中だったスリランカ人女性の死亡問題に関する映像開示を巡り野党が反発し、成立を断念した経緯がある。世論の批判を招きかねないと懸念、夏の参院選に影響しかねないと判断した。複数の政権幹部が9日、明らかにした。
名古屋出入国在留管理局でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題を巡り、野党が真相究明を優先すべきだと主張。政府は成立を先送りし、改正案は昨年10月の衆院解散で廃案となった。