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共同通信
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【パリ共同】フランスのマクロン大統領は10日、治安対策の新たな措置を発表し、今後5年で関連予算を150億ユーロ(約2兆円)増額する方針を示した。現在の予算の25%増に当たる。現地メディアが伝えた。
政府は増額を定める法案を3月に閣議決定し、議会の採決は4月の大統領選後の見通し。治安対策は、大統領選で再選を目指すマクロン氏に挑む右派や極右の候補が看板とする。発表した方針は、これに対抗するマクロン氏の事実上の選挙公約。
南東部ニースで治安関係者と意見交換したマクロン氏は、2030年までに「現場の警官」を倍増させると述べ、昨年9月に表明した方針を再確認した。