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共同通信
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【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のクルーガ欧州地域事務局長は11日の記者会見で、新型コロナウイルスの新変異株、オミクロン株が急速に拡大しており、今後6~8週間で同地域事務局管内の人口の半数以上が、同株に感染するとの見通しを示した。
WHOは11日付の状況報告で、オミクロン株は「ワクチン接種完了者や、新型コロナに感染して回復した人にすら、感染が生じている」と指摘。「同株が免疫を回避することができるという証拠が集まってきている」として、ワクチンだけに依拠するのではなく、3密(密閉、密集、密接)回避など感染拡大防止策の徹底を呼び掛けた。