英王子、軍の肩書「剥奪」

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共同通信

 【ロンドン共同】英王室は13日、エリザベス女王の次男アンドルー王子(61)が、軍の肩書や王室を代表して務める団体などの後援者の地位を女王に返上すると発表した。王子は米国で性的虐待疑惑を巡る訴訟を抱えており、女王による「剥奪」(英メディア)という厳しい措置と受け止められている。

 王室の声明によると、王子は引き続き公務に従事せず「民間人」として訴訟に対応する。英メディアによると、王族の敬称も今後は使用しない。

 軍の肩書を巡り、150人以上の退役軍人が13日、王子の軍での肩書を剥奪するよう女王に求める公開書簡を提出。王子は海軍で22年間、任務に就いていた。