沖縄のオミクロン症状、発熱最多

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共同通信

 沖縄県で新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染者を調査した結果、最も多い症状は発熱で、嗅覚・味覚障害は約1%だったことが15日、県専門家会議に提供された国立感染症研究所作成の報告書で分かった。会議の座長を務める藤田次郎琉球大大学院教授は「非常に貴重なデータ」としている。

 報告書によると、2021年12月1日~22年1月1日の間に県内でオミクロン株感染と確定した105人の症例を調査。症状が出た97人のうち、重複はあるが、81人が発熱、59人がせき、55人が倦怠感を訴えた。新型コロナの特徴的な症状とされてきた嗅覚・味覚障害は1人しかいなかった。