トーリ氏「6」が永久欠番に ヤ軍の黄金期支えた男

 米大リーグのニューヨーク・ヤンキースは8日、4度にわたってワールドシリーズを制覇したジョー・トーリ前監督の功績をたたえ、背番号「6」を永久欠番とすることを発表した。
 トーリ氏は1996〜2007年にわたり、ヤンキースの監督として活躍した。現在はMLBの副会長を務めており、昨年には大リーグ殿堂入りが決定している。
 今回の発表を受け、同氏は声明で「たいへん光栄に思う。思い出深いあの12年間で選手たちが達成した功績があったからこそ、殿堂入りが可能になった。背番号6番が、選手たちが成し遂げたことのすべてを象徴する番号になることを願っている」と喜びの胸中を語った。
 永久欠番を記念する式典は、8月23日にヤンキースタジアム内のモニュメントパークで行われる。
 ヤンキースはこのほかにも、1990年代後半以降の「ヤンキース黄金時代」を支えた名選手を称える式典を予定しており、6月21日にはリリーフ投手としては異例の殿堂入りを果たしたリッチ・ゴセージ元選手の式典が、また22日には1塁手として活躍したティノ・マルティネス元選手のための式典が同地で行われる。
 また、大リーグの最年長記録保持者であるポール・オニール元選手を表彰するための式典も、8月9日に予定されている。
 ヤンキースで1桁の番号で永久欠番でないのは、今季限りでの引退を表明している、デレク・ジーター選手の「2」だけとなった。