有害物質の違法投棄 サフォーク郡、先週に続き2件目

 ニューヨーク州サフォーク郡で、相次いで産業廃棄物の違法投棄が見つかっていることから、郡当局は現在、調査を進めている。
 今回見つかった現場は、アイスリップ市内の国道111号線とセイジ通りの交差点付近のエリアで、れんがや建築資材、瓦礫などが捨てられていた。
 廃棄物は、複数の有害物質により汚染されている可能性があり、これまでのところ、がんなどの原因となると言われているアスベストが検出されている。
 現場付近の住民の間では、廃棄物による健康被害についての不安が広がっており、当局では市民に対し、質問がある場合は担当医師またはニューヨーク州保健局に問い合わせるよう呼び掛けている。
 同郡では先週、ブレントウッドのロベルト・クレメント公園でも同様に廃棄物が投棄されているのが見つかっており、当局では同一犯によるものとみて調査を進めている。
 また当局によれば、アイスリップ市にはこれら2カ所以外の場所にも有害な産業廃棄物が捨てられている可能性があるという。