衆院選、札幌高裁も「違憲状態」

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共同通信

 「1票の格差」が最大2.08倍だった昨年10月の衆院選は投票価値の平等を求める憲法に反するとして、北海道の有権者が道内12選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、札幌高裁(長谷川恭弘裁判長)は7日、「違憲状態」と判断した。無効請求は棄却した。

 昨年の衆院選を巡り全国14の高裁・高裁支部に起こされた訴訟で判決は4件目。1日の高松高裁と3日の大阪高裁は違憲状態、2日の東京高裁は合憲と判断が分かれている。高裁段階の判決は3月9日までに出そろい、最高裁が統一判断を示す見通し。

 原告側は「居住地によって格差があってはならない」と主張していた。