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【10日付amニューヨーク】18日に迫ったタックスリターン(確定申告)締め切りを前に、トランプ大統領の納税申告書公表を求める声が高まっている。
9日、市民活動団体がマンハッタン区のコロンバスサークルに近いトランプ・インターナショナル・ホテル前で大統領への抗議デモを主催。参加したニューヨーク市のスコット・ストリンガー会計監査官は、「大統領に踊らされるのはもうこりごりだ」「トランプ大統領は、確定申告を公表して身の潔白を明らかにすべきだ」と主張した。トランプ大統領は「チキン(弱虫)」とのメッセージが込められた、大統領のトレードマークである金髪のチキンのマスコットも登場した。
今月15日には、全米150都市で「タックスマーチ」が予定されている。スポンサーの1つ、コモン・コウズ・ニューヨーク代表のスーザン・ラーナーさんは、「公表すれば、トランプ大統領が『心の底から』米国の利益を最優先に考えているかが分かる」と皮肉った。
トランプ大統領は昨年2月、米内国歳入庁(IRS)の監査が終われば「喜んで申告を公表する」と公言していた。市民活動団体は、同大統領の2016年のタックスリターンをIRSの監査が始まる前に公表するよう求めている。
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