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【11日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】1912年4月14日に沈没したタイタニック号の犠牲者の墓がこのほど、ブルックリン区で見つかった。
発見のきっかけは、2カ月ほど前、英国に住むトリーバー・バクスターさんから同区のエバーグリーンズ墓地に届いた電子メールだった。バクスターさんは趣味でタイタニック号の歴史を調べており、犠牲者の1人、サンテ・リギーニさんの墓があるのではないかと問い合わせた。職員が調べた結果、確かにリギーニさんの墓があることが判明。死亡場所は「海上。タイタニック号」と記されていた。
リギーニさんは1903年にイタリアからニューヨーク市に渡り、大富豪の未亡人の執事になった。未亡人の欧州旅行に随行し、その帰りに乗ったのがタイタニック号だった。沈没直前、リギーニさんは女性乗客の懇願に応えて、救命ボートの自分の席を譲ったという。
リギーニさんの遺体は数日後に東海岸に打ち上げられた。当時の新聞記事によると、事故の翌月に葬儀が行われ、姉のエマ・ウェンガーさんは「弟はヒーローとして亡くなった」と語っている。わずか28歳だった。
同墓地では特別表示を作成し15日(土)、沈没105周年記念式典を挙行するという。
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