水際対策、3月緩和へ

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共同通信
記者会見する松野官房長官=16日午後、首相官邸

 政府は新型コロナウイルスのオミクロン株対策で今月末を期限に導入している水際強化措置について、3月から1日当たりの入国者数の上限を現行の3500人から5千人に緩和する方針だ。上限はその後も段階的な引き上げを検討する。現在7日間としている入国後の待機期間は原則3日間に短縮する方向で調整している。政府関係者が16日、明らかにした。

 新型コロナワクチンの3回接種など厳しい条件を満たす場合に限り、待機期間を撤廃する案も検討している。これまで例外的に留学生やビジネス関係者ら一部の入国を認めていたが、3月以降は上限の範囲内で観光目的以外の外国人も認める。