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共同通信
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東芝の島田太郎社長ら新経営陣が1日、オンライン記者会見を開き、会社を2分割する計画を予定通り進める考えを明らかにした。島田氏を社長候補に選んだ指名委員会のレイモンド・ゼイジ委員長は、株主の要求を受けて経営陣を刷新したと説明。綱川智前社長らに対し「株主還元を最大化する能力があるのか」など、懐疑的な見方があったことを明らかにした。
ゼイジ氏によると、綱川氏が2月7日に3分割から2分割への修正を表明した後、計画推進のスピードを懸念する声が投資家から上がった。社長は社外からの登用も検討したが、計画の実行が遅れる可能性があるなどとして暫定的に島田氏を選んだという。