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共同通信
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塩野義製薬は4日、開発を進めている新型コロナウイルスワクチンの追加接種で、米ファイザー製ワクチンと同等の中和抗体量の上昇を確認できたとする臨床試験(治験)の中間報告を発表した。中和抗体にはウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ働きがある。
塩野義の手代木功社長は会見で「非常によい結果だと思っている」と述べた。今年5月の供給開始を目指すとしている。追加接種の承認申請を先行して進めることも検討したいとした。
今回の治験は、ファイザー製ワクチンを2回接種して6カ月以上が経過した成人を対象に実施。約200人のデータを分析した。