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共同通信
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【ワシントン共同】米最高裁は4日、2013年のボストン・マラソンを狙った連続爆破テロで、ツァルナエフ被告の死刑を破棄した高裁の判断は誤りだったとして覆し、地裁の死刑判決を回復させる判断を示した。
9人の最高裁判事のうち保守派6人が賛成に回り、3人が反対した。保守派のトーマス判事は判決文で「ツァルナエフ被告は凶悪な罪を犯した」と強調した。
トランプ前政権時代の司法省はツァルナエフ被告の死刑を破棄した20年の高裁判断を不服として、死刑を求めて最高裁に上訴していた。バイデン大統領は死刑廃止の方針を掲げる一方、司法省の独立を尊重する立場。