21年虐待被害児童、最多2千人

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共同通信
児童虐待事件における被害児童数の推移

 2021年に全国の警察が摘発した18歳未満の子どもの虐待事件は、前年に比べ41件増の2174件で、被害児童数は前年比47人増の2219人だったことが10日、警察庁の統計(確定値)で分かった。ともに過去最多。無理心中などで死亡した児童は7人減の54人だった。

 虐待疑いで児童相談所に通告した子どもは1068人増の10万8059人。警察庁の担当者は「新型コロナウイルス禍で外部の目が届かず、潜在化している恐れがある」と話している。

 21年に会員制交流サイト(SNS)を介して犯罪被害に遭った児童は1812人。性被害が多く、サイト別ではツイッターが36.9%と最多。