首相、豊洲市場で車座対話

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共同通信
豊洲市場を訪れ、水産卸売業や外食業の経営者らと車座で意見交換する岸田首相(右端)=10日午前、東京都江東区(代表撮影)

 岸田文雄首相は10日、東京都江東区の豊洲市場を訪れ、水産卸売業や外食業の経営者らと車座で意見交換した。ロシアのウクライナ侵攻で食材の価格高騰に懸念が強まっているとして、全国の相談窓口を通じて実情を丁寧に把握する方針を表明。現行の施策の効果を見極めつつ「追加対策を準備することが重要だ」と記者団に述べた。

 意見交換では、影響の長期化を不安視する声が相次いだ。首相は「新型コロナとウクライナ情勢によるダブルパンチに見舞われ、苦労されている。緊張感を持って対応を準備する」と記者団に強調した。訪問には金子原二郎農相が同行した。