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共同通信
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名古屋出入国在留管理局の施設に収容中だったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時=(33)=が死亡した問題を受け、出入国在留管理庁が昨年12月、体調不良の収容者の仮放免について策定した指針の詳細が11日、内部文書で分かった。収容継続により生命の危険があると医師が判断した人は、許可基準に満たなくても入国者収容所長や主任審査官が職権で仮放免するなどとした。1月1日から運用している。
文書は「体調不良者等に係る仮放免運用指針」。共同通信が情報公開請求し、今年3月に開示された。入管庁は「健康状態を的確に把握し、柔軟に仮放免ができるよう策定した」とした。