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共同通信
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貨幣処理機大手のグローリー(兵庫県姫路市)は14日、コインロッカー販売の子会社グローリーサービス(大阪市北区)の元社員が2009年~今年2月、売上金など約21億円を横領し、うち約17億円を競馬の馬券購入に使っていたと発表した。今月11日付で元社員を懲戒解雇し、刑事告訴を検討している。
社内調査委員会の報告書によると、元社員は経理を担当。売上金や保険料などを保管する金庫から現金を着服したり、会社の預金を自身の口座へ振り込んだりし、発覚を免れるため残高証明書や帳簿を改ざんしていた。元社員は横領を認めている。