ロシアが西部攻撃、犠牲拡大

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共同通信
14日、ロシアの攻撃を受けたウクライナ・キエフのアパート(ゲッティ=共同)

 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナに侵攻したロシア軍は14日も西部などに攻撃を続けた。西部リブネの当局によると、テレビ塔へのミサイル攻撃で9人が死亡した。両国の停戦交渉は14日に中断したが、15日に再開する。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日に会談した中国外交トップの楊潔チ共産党政治局員に、ロシアの侵攻に力を貸すような軍事支援への懸念を伝えた。米国などの制裁を損なう行為をすれば「重大な結果を招く」と警告した。

 ロシア軍の包囲攻撃が続く南東部マリウポリでは14日「人道回廊」による退避が初めて実現したが人道危機は解消されていない。