ロシアが南部の州制圧、侵攻後初

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共同通信
15日、ロシア軍の攻撃を受けた集合住宅の住民と救急隊員=ウクライナ首都キエフ(ゲッティ=共同)

 【リビウ共同】ロシア国防省は15日、ウクライナ南部ヘルソン州全域を制圧したと発表した。事実なら、2月24日の侵攻後、州全域の制圧は初めて。2014年に強制編入したクリミア半島に隣接する海岸部の支配を狙う足場となる。両国高官は15日、停戦交渉をオンライン形式で再開した。ウクライナ側はロシア軍の撤退や安全保障問題を議題に挙げており、合意できるかどうかが焦点。

 国際移住機関は15日、ウクライナからの避難民が300万人を超えたと発表した。戦闘地域から「人道回廊」を通じた市民退避も続行された。

 ヘルソン州はクリミア半島とほぼ同じ大きさで、水不足の半島の重要な水源。