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共同通信
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アスベスト(石綿)により中皮腫などの健康被害で死亡した労働者の遺族が対象になる「特別遺族給付金」の請求期限が27日に迫っている。民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は18~20日に緊急ホットラインを開設、心当たりのある人に申請を急ぐよう呼び掛けている。
制度は石綿健康被害救済法に基づき、労災補償を請求する権利の時効(5年)が過ぎた遺族に対し給付金を支給する。団体によると、制度を使えるにもかかわらず給付金を請求していないケースは2万件を超えると推計されるという。