コネチカット州のキニピアック大学が16日に発表した世論調査によると、現在、通行料が無料のイーストリバー・ブリッジを有料化することについて、ニューヨーク市の有権者のほとんどが反対していることが分かった。
道路や橋、公共交通機関の整備費用を捻出するため同橋を有料化するというアイデアについて、市有権者の71%が反対しており、23%がこれを支持している。ニューヨーク市内5区すべてで反対意見が過半数を占め、他区の不支持率が70%を超えているのに対し、15ドルの通行料を徴収するベラザノ・ブリッジがあるスタテン島では58%と、他区よりもかなり低かった。
通勤に車を運転する人の73%が橋の有料化に反対し、24%が賛成、公共交通機関を利用する人の71%が反対し、24%が賛成している。一方、同橋に通行料を課す代わりに、トライボロー・ブリッジやホワイトストーン・ブリッジなど、マンハッタン区とその他の区を結ぶ他の橋の通行料を値下げすることを条件にした場合には、反対者の割合は49%に減少し、支持者の割合が41%に跳ね上がった。
このアイデアには、通勤に車を運転する人の51%が反対し、43%が賛成。公共交通機関を利用する人の49%が賛成し、42%が反対している。
同調査は6月5日から9日の間、1033人の市有権者を対象に電話で行われた。