北米における日本食普及のけん引役である米国西本貿易株式会社が14日、毎年恒例の酒・焼酎イベントを、マンハッタン区の230 Fifthで開催した。
同社が取り引きする蔵元や飲食メーカーなど35社以上がブースを構え、25種類以上の新商品を含め、さまざまな酒・焼酎・フードが勢ぞろい。出展者らは現地の飲食業関係者らに向け自慢の商品をアピールし、販売促進に努めた。
ブラインド・コンテストは誰でも気軽に参加することができ、正解者には創業700年を誇る菊一の包丁や、同社商品の割引券がプレゼントされた。
日本食はもちろんのこと、ことしは中国や米国など非日系のレストラン関係者の姿がより多く見られ、ニューヨークにおける酒・焼酎への関心度の高まりがあらためて感じられた。
ブースを構えた蔵元の担当者からは、「ことし5月に酒・焼酎が『國酒』になったことが、今後追い風になるのを期待している。さまざまな蔵元からの情報を世界に送り出していければ」という声が聞かれた。
また同社ニューヨーク支店の柳原勲副支店長は「今回のようなイベントを通して、日本の〝本物〟とされる食文化をこれからもっとニューヨークの人に教え込み、広げていきたい」と抱負を語った。
同日は昨年よりも多い600人以上が来場し、終日多くの人で賑わった。