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共同通信
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2019年に会員制交流サイト(SNS)で知り合った大阪市の小6女児と茨城県の中学の女子生徒を自宅に連れ去ったとして、未成年者誘拐や強制性交などの罪に問われた栃木県小山市の無職伊藤仁士被告(37)に、水戸地裁は22日、懲役20年(求刑懲役24年)の判決を言い渡した。
中島経太裁判長は判決理由で「会って程なくしてわいせつな行為に及び、確固たる計画に基づいている。被害者の尊厳を顧みない醜悪な行為だ」と指摘した。
その上で「被害者の未熟さにつけ込んだ卑劣な犯行。不自然な弁解を繰り返して反省もみられず、被害者家族も厳罰を望んでいる」として、長期の刑が適当だとした。