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【5日付のニューヨーク・デイリー・ニュース】マンハッタン区ミッドタウンにあるプラザホテルの屋根から落下したつららにより負傷したイタリア人観光客がこのほど、同ホテルに対し損害賠償を求め訴訟を起こした。
タルシラ・バグリボさん(57)は今年3月17日、同ホテルの前を通りかかった際、屋根から落下したつららを頭部に受けた。「思わず転倒しそうになり、夫の腕をつかんだときに初めてつららが直撃したことが分かった」とバグリボさんは事故当時の状況を説明する。バグリボさんと夫はその場から離れ、近くにあった薬局に駆け込み助けを求めた。薬局の店長が3度も救急車を呼ぼうとしたものの、その日はセント・パトリックス・デーと重なっていたため電話回線が混雑し、時間を要したという。バグリボさんは1時間半待った後、徒歩で近くの病院へ行き、6針を縫った。
ニューヨーク市に住むバグリボさんの娘、アレッサンドラ・アコグリさん(32)は、「内出血している可能性があったため、とても心配だった」と話す。また、バグリボさんは事件以降、壁際に寄ることを避けるようになり、今回の事件がトラウマになっている。
アコグリさんによると、同ホテルのマネージャーは負傷したバグリボさんの写真を見たにもかかわらず、何の対応もしなかったという。バグリボさんは、「落氷の危険性があったにもかかわらず、歩行者に注意を促すことなく、事故後も十分な対策をとらなかった」とホテル側を非難している。
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