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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は23日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ロシアが独自に作成した人道決議案を採決したが、賛成票が足りずに否決された。ロシアと中国が賛成し、米国や英国など残りの全13カ国は棄権した。
一方、国連総会は23日、ウクライナ情勢を巡る緊急特別会合を再開。各国が意見表明後、人道状況の改善を訴える決議案を賛成多数で採択する見込み。
ロシア提出の安保理決議案は民間人保護や国際法順守の必要性を訴える内容だが、侵攻当事者であるロシアの責任について触れていないことから欧米の理事国は反発し、支持しない方針を表明していた。