那須雪崩事故5年「忘れない」

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共同通信
雪崩事故から5年を前に開かれた追悼式で、公開された慰霊碑を見つめる遺族=26日午前、栃木県大田原市の県立大田原高

 栃木県那須町で2017年3月、登山講習中の県立大田原高(大田原市)の山岳部員7人と教員1人が雪崩で死亡した事故が27日に発生5年となるのを前に、同校で26日、遺族が参加して追悼式が行われた。校内に「那須雪崩事故を忘れない」の文字が刻まれた慰霊碑も建立され、公開された。

 遺族と県教育委員会、高体連による追悼式はこれまで現場近くで開かれてきたが、慰霊碑の設置に併せて初めて同校で実施することになった。

 慰霊碑は遺族を交えた建立委員会が事故の風化防止などを目的として設置。大きさは縦約1.1メートル、横約1.6メートル。