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共同通信
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【リビウ(ウクライナ西部)、ワシントン共同】ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は26日までに、親ロ派武装勢力が一部を実効支配する東部ドンバス地域の制圧を優先する姿勢を鮮明化し始めた。首都キエフなど都市部での戦線膠着を受けて東部の制圧地域を拡大し停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。
米国防総省高官は25日、ロシアが隣国ジョージア(旧グルジア)に駐留する部隊を援軍として送り込もうとする兆候を初めて確認したと明らかにした。ロシア軍は交戦による死者が1351人に上ったと発表しており、プーチン政権内部で戦闘長期化への焦燥感が高まっている可能性がある。