東京円、123円台に急落

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共同通信
円相場の推移(対ドル)

 週明け28日午前の東京外国為替市場の円相場は急落し、一時1ドル=123円台を付けた。2015年12月以来、約6年3カ月ぶりの円安ドル高水準。日銀は28日、金利の上昇を強力に抑制するため、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を実施し、応札はなかったと発表した。米利上げペースが速まるとの観測がある一方、日銀は金利を低く抑える姿勢を改めて示し、日米の金利差拡大が意識された。

 指し値オペ通知を受け、外国為替市場の円相場は運用で有利なドルを買う一方、金利が低い円を売る動きが強まった。