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共同通信
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【ニューヨーク共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は30日までに、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ周辺で、国際条約で禁じられている対人地雷を使用したと指摘した。
HRWによると、28日に見つかった地雷は「POM―3」と呼ばれ、半径16メートルの殺傷能力を持つ。HRWは、対人地雷が「戦闘員と市民を区別しない」とし、世界各国がロシアを強く非難すべきだと訴えた。
1999年に発効した対人地雷禁止条約(オタワ条約)にはウクライナを含む160を超す国・地域が加盟。ロシアは「国土防衛には地雷が必要」などとして加盟を拒んでいる。