6月29日午前6時ごろ、マンハッタン区49丁目の地下鉄タイムズスクエア駅で、22歳の女性が誤って線路に転落した後、列車が3本も通過したものの、肩の骨折だけで奇跡的に生還。全米で話題となっている。
ニューヨーク市警察庁(NYPD)によると、事故に遭ったのはブロンクス区ウッドローン在住のメアリー・ダウニーさん。事故当時は酩酊しており、同駅のプラットフォームを歩いていたところ転倒し、線路へ転落した。
そこへアップタウン行きのN線がホームに入ってきたため、ダウニーさんは線路間に寝そべり、列車はその上を通り過ぎた。その後、転がるようにしてプラットフォームと線路の間のわずかな隙間へ移動。さらに列車が1本通り過ぎた後、ダウニーさんは助けを求めその姿勢のまま手を振った。
3本目の列車の運転手がそれに気づき、線路わきに寝そべるダウニーさんを確認。慌ててブレーキをかけたが間に合わず、列車はダウニーさんのすぐ横を3両ほど通り過ぎて停止した。
救急隊によって線路から救出されたダウニーさんは、搬送先の病院で手当を受け、数時間後には帰宅している。