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共同通信
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【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」は31日、オンラインで閣僚級会合を開いた。5月も増産ペースをほぼ維持することを決めた。ウクライナ危機による供給不安が原油相場を押し上げ、消費国が大幅な増産を求めていたが、会合には西側諸国と対立するロシアも参加しており、要請には応じなかった。
OPECプラスは会合後に出した声明で、現在の価格変動の大きさは「市場のファンダメンタルズ(基礎的条件)が引き起こしたものではなく、地政学的な要因によるものだ」との考えを表明した。次回会合は5月5日に開く。