子連れ避難民、抱っこひもで支援 両手自由、負担軽減―ウクライナ

 

 

子連れ避難民、抱っこひもで支援

両手自由、負担軽減―ウクライナ

 

We Carry Ukraineのフェイスブック(@wecarryukraine)より

 

 戦禍が続くウクライナから、国外に避難する赤ちゃん連れの家族を支援する動きが全米で広がっている。ミズーリ州セントルイスのナタリー・バウエルさん(39)がロシアの侵攻直後に立ち上げたグループ「We Carry Ukraine」のもとには、ミズーリだけでなく、ニューヨークやニュージャージー、カリフォルニアなどの各州から100個以上の抱っこひもが到着。両手が自由になり、荷物を持てたり、子どもと手を繋いだりできるため、少しでも負担を軽減する手助けを進めている。

 ニューヨーク・ファミリーによると、バウエルさんは、赤ちゃんを抱いたり、ベビーカーを押したりしながら、隣国ポーランドなどに脱出する様子を見て、衝撃を受けたという。「戦場から逃げる際、古着屋で簡単に手に入るようなものなら既に入手している。抱っこひもはそうではない」と強調。着実に現地に届くよう、SNSを通じてポーランドのベビー服販売の関係者と連絡を取り、発送準備に奔走している。

 戦争が一刻も早く終わることを願うバウエルさんは「ごく短期間のニーズであってほしい。故郷に帰れるようになり、抱っこひもが必要にならないようようになることを祈る」として、正式な非営利団体やウェブサイトは立ち上げていない。詳細は、グループのフェイスブックページhttps://www.facebook.com/wecarryukraineへ。

 


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