ロシア寄りの姿勢、見直し迫る

04/01/2022

　【ブリュッセル、北京共同】欧州連合（EU）と中国は1日、オンライン形式で首脳会議を開いた。ロシアが侵攻したウクライナ情勢が主な議題。制裁などでロシアへの圧力を強めるEUは、ロシア寄りの姿勢を堅持する中国に見直しを迫る構えだ。中国はウクライナへの人道支援など協力姿勢も示しつつ、欧米の結束にくさびを打ち込む考え。

　EU側はミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長らが参加し、李克強首相、習近平国家主席とそれぞれ協議した。

　中国国営メディアによると、習氏はウクライナ情勢に関し「中国と欧州は意思疎通を強め、揺れ動く世界情勢に安定をもたらすべきだ」と呼び掛けた。