たこわさび

 「たこわさび」はその名の通り「たこ」と「わさび」を混ぜ合わせたおつまみ。たこのコリコリとした食感と風味豊かなわさびがとてもバランス良く混ざり合った酒の肴は、居酒屋や日本食レストランでは欠かせない一品と言えるだろう。

コリコリした食感の〝たこ〟とツーンと辛い〝わさび〟のハーモニー

たこわさびの歴史

 たこわさびの誕生は1991年。当時、三重県にあるあづまフーズ日本工場でミスをした社員への罰ゲームとして、たこにわさびを混ぜて食べさせたところ、これが意外においしいことに驚き、商品化に向け開発開始。その翌年、大阪で開催された新商品の展示会に試作品を持ち込み、そこで注目を浴び、93年には全国チェーンの某居酒屋で『たこわさ』としてグランドメニューに採用された。これをきっかけに、たこわさびは一躍世に知られることとなった。その後、90年代の日本国内の居酒屋ブームの追い風を受け、日本中どこの居酒屋でもこぞってたこわさびをメニューに盛り込み、酒の肴として広く食されるようになり、2000年には居酒屋人気メニューアンケートでランキング1位を獲得するという快挙も成し遂げている。
 現在では日本国内にとどまらず、アジアを中心とした海外市場においてもたこわさびは定着しており、また米国では居酒屋やラーメンブームに伴い、レストランでたこわさびをメニューに見かける機会も増えている。

〝夏〟はビールのお供に!

冷や奴にのせて、いつもより豪華なおつまみに


 本格的な〝夏〟到来で、ますます暑くなるこれからの時期は、とにかくビールがおいしい!
スポーツ観戦やBBQなど、イベントはもちろんのこと、日々の晩酌時にも、ビールや酒との相性が抜群のたこわさびをぜひ一緒に試してほしい。気が付いたら箸を休めることを忘れているくらい、舌を楽しませてくれるに違いない。

北米の市場に向けて

カナダで定番の食べ方!

 欧米では、アジアのように複数の人が一つの小鉢を個々のスプーンや箸でつつき合うという食文化がない。そのため欧米人の中には日本食レストランで珍味を複数でシェアすることに、抵抗を感じることが少なくないのだとか。それを考慮し、カナダのバンクーバーにある日本食レストランでは、たこわさびをナチョスのように、スナック感覚で食べられるように工夫している。その食べ方とは、たこわさびの入った小鉢と一緒にスプーンと海苔を給仕し、海苔の上にたこわさびをのせ、包んで食べるというもの。このスタイルは大変好評で、同所の日本食レストランや居酒屋でカナダ人が食べている姿をよく見かける。
 そして、まだまだ北米では生の魚介類を食べられない人が多いが、そのような人達に向けてあづまフーズでは、ボイルしたたこを使った「粒っ子たこわさび」を開発。オリジナルのたこわさびとは違い、野沢菜も入っているため、炊き立ての白米との相性も非常に良く、大変おいしく食べられる一品となっている。
 酒を飲む時はもちろん、ご飯のお供にも、たこわさびをおすすめしたい。

お茶漬けとの相性も抜群!

製造 Azuma Foods International Inc., U.S.A.
お問い合わせ ☎201-372-1112
www.azumafoods.com