無許可のマリファナ販売所後絶たず
昨年3月合法化のNY州で
ニューヨーク州で昨年3月にマリファナが合法化され、違法販売に対する罰則が緩和されてから、無許可の販売所が後を絶たない。本来なら、認可を受けた店のオープンは今年末。中には、法律の抜け穴を指摘し、合法的に営業していると主張する店もあるという。ゴッサミストが4日、伝えた。
州当局はこれまでに50通以上の警告書を送り、取り締まりに乗り出している。警告書には、販売を止めない場合、合法販売のライセンスを取得する際に影響があるとして「無免許販売は違法であり、多額の罰金と刑事罰の可能性がある」と明記した。ただ、ニューヨーク市警(NYPD)が昨年10~12月、違法販売で逮捕したのは7人にとどまっているのが現状だ。
州からの「停止命令」の手紙を受け取った1人、ローレン・フォーシュさんはライセンス取得のチャンスを逃さないために、マンハッタン区ロウワーイーストサイドでの商売を中止するという。一方、多少のリスクを冒してでも、一足先に顧客を獲得するのはメリットがあると話すオーナーもいる。
市内5区には、無許可の店舗やトラックが点在。州のマリファナ規制・課税法の抜け穴を突いて、合法的に営業していると言い張るオーナーもいる。民主党のダイアン・サヴィーノ議員は3月上旬、法律の潜在的な抜け道をふさぐことを目的とした法案を提出した。
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