米、台湾のミサイルに技術支援

Published by
共同通信

 【ワシントン共同】米国務省は5日、台湾の地対空ミサイル「パトリオット」を運用、維持するための技術支援と関連装備の売却を承認し、議会に通知した。9500万ドル(約117億円)規模。台湾に軍事圧力を強める中国をけん制する狙いがある。台湾支援は超党派で支持されており、議会も承認するとみられる。中国の反発は必至だ。

 台湾総統府の報道官は「バイデン政権による3度目の武器売却で、台湾の国防に対する重視の表れだ」と述べ、謝意を表明した。

 バイデン政権は中国を「最も重大な戦略的競争相手」(国家防衛戦略)と位置付け、台湾軍事侵攻の抑止力を強化する方針。