米、北朝鮮の核実験警戒

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共同通信

 【ワシントン共同】米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は6日に電話記者会見し、北朝鮮が15日の故金日成主席生誕110年の記念日に合わせて「ミサイル発射や核実験をするかもしれない。さらなる挑発行為を懸念している」と述べ、北朝鮮に自制を要求した。米国は、近く実施予定の米韓合同軍事演習が口実にされる可能性もあるとみて警戒を強めている。

 特別代表は具体的な兆候について明らかにしなかった。北朝鮮は北東部豊渓里で核実験準備とも取れる動きを見せており、特別代表は「望んでいないことだが備える」と語り、日米韓の国防当局が抑止力強化に向けた対応策を検討していると明らかにした。