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共同通信
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三菱商事が英資源大手シェルなどと組み、製造時に二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」の生産に乗り出すことが7日分かった。欧州で建設する大規模な洋上風力発電所の電力を使い、水を電気分解してつくる。2030年には年間40万トンを製造する構想で、脱炭素社会に向けた事業展開を加速させる。
水素は発電燃料のほか肥料の原料などの用途でも使われる。三菱商事は、子会社で電力事業を手がけるエネコを通じて、英シェル、ノルウェーのエネルギー企業エクイノールなどが出資してつくる事業会社に10%を出すことを決定した。